ABC

といっても少年隊ではない。
青山ブックセンターが倒産、閉店だそうだ。
2chで大変な盛り上がり。2chと青山ブックストアを愛好していた人の重なりが大きいということがまず驚き。(サブ)カルチャーの聖地の喪失として六本木WAVEと同列に論じる人も多かった。「2chのせいでつぶれたということ?」ということを(おそらく冗談で)書いていたがあながち間違ってないような気もする。2chサブカルの情報交換として機能しているんじゃないのかという意味で。ほぼリアルタイム双方向通信という本にない特徴もあるし。
「本がなくなる=文化の衰退だ」、「Inernet(による"読書"、Amazonなどによる流通)では実現できないものがある」という意見に「そうだよな」と思う一方で、本の位置づけというのも今後50年くらいかかって大きく変わっていくんだろうなと漠然と思う。
自分自身を考えても、紙に印刷したものを読む量よりディスプレーを通じて読む量のほうが圧倒的に多い。そういった環境で育った人は、本屋でぶらぶらして面白い本を見つけるという行為は、Internetの検索に置き換わるのかもしれないし、「紙の手触り」は物理的な「本」を所有するわずらわしさと比べると必要ないものなのかもしれない。
私自身青山ブックセンターじゃなければ買えない本をそこで買ったことは多分ないと思うけど、なんとなく憧れはあった。そうか、この憧れは建築に対する憧れとつながっているんだ。もう少し絵がうまかったら建築にいっていたかもしれない。でも建築科に行ったのにSEやっている中学校時代の同級生もいるんだからどうなっていたかなんてわからないけど。
写真集とかもほしいけどそれこそ置き場所が...