三軒茶屋の映画館に始めていってみる。「ヒトラー/最期の12日間」と「ライディング・ジャイアンツ」
ヒトラー/最期の12日間」は、暗い、重い、救いが無いということは聞いていて心の準備ができていたので案外冷静に見ることができた。何か、ドキュメンタリー映画を見ているような感じだった。
何でヒットラーの暴走を止められなかったんだろう? 実際のところは映画的脚色や、政治的な配慮があるので、実際にどうなっていたのかは今となってはわからないわけだが。エリートたちが、優秀であるのに(優秀であるがゆえに?)暴走してしまう、というのは本質的な特性なのかな。10年前の某宗教団体でも幹部は高学歴だったしね。
「ライディング・ジャイアンツ」は、予想通りの内容で、わくわくしながら見ることができた。自分ではやらないし今後もたぶんやることは無いと思うんだけど、楽しそうだな、サーフィン。このスポーツほどやっている人が哲学を語るものも無いような気がするけど。
ブームのときに作られたサーフィン映画を、本物のサーファーが、「あんなの全然サーフィンじゃない」とかコメントしていたが、実際あまりにもちゃちな合成で笑ってしまうような出来だった。あれをまじめな顔して出演していた人たちはどう思って出ていたんだろう? ちゃちな合成がちょっと「わんぱくフリッパー」を思い出させた。いや、「わんぱくフリッパー」はすばらしい作品だったけど(実はよく覚えていないけど見るのを楽しみにはしていた)。ああいうドラマを見て、アメリカに対する漠然とした憧れというのが形成されていったんだな、きっと。