ユーザーを幸福にしないPCというシステム

並行して猫のいる家でも大トラブル発生。E3、M5は大変だったと思う。M5と話しながら現在のアーキテクチャーとしてのPCとWindowsという環境に怒る。改めて考えてみると自分の環境のバックアップという当たり前のことがいかに軽く扱われているか。データをなくすのは一瞬だ。しかも本人に何も落ち度がないとしても。しかしバックアップに関して、PCの説明書に書いてあるだろうか? またはWindows上でそのように促すメッセージは出るだろうか?私はPCをいじるのが嫌いではない(それほどすきでもない)が、それでもバックアップに関してPCマニアでない人にバックアップがいかに大切か、何をするべきか簡単に説明できるだろうか? 
HDDの容量あたりの単価が飛躍的に安くなり普通の人でも大量のデータを持っている場合がある。特に高ピクセルのカメラを持っていたらてきめんだ。しかしそのうち本当に200万画素以上必要な使い方をしている人がどれだけいるというのだ。PCできれいに見られれば、あるいははがきサイズにきれいに印刷ができれば十分なのでは?それであれば200万画素で十分だ。400-500万がそのカメラをありがたがって使っている人の何パーセントが今まで(銀塩カメラの場合も含んで)何回Lサイズ以上の大きさのプリントを写真屋で頼んだことがある? なぜデジカメをこんなに目の敵にしているかというと、デジカメ(と圧縮音楽)がなければ個人のデータなんてたかが知れてるんじゃないか、ということから。
ちなみに私が最初にいた部署から転属する際にそれまで2年半で作ったドキュメント(ほとんどテキストファイル。一部ドローイング、ワープロあり)をバックアップをとっておこうと思ったらなんと(厳選したとはいえ)フロッピー一枚で収まってしまった。人が生産できるテキストデータなんてたかが知れているのだ。しかし200万がそのデジカメ標準モードでとると一枚約1M。私の2年分くらいのテキスト生産量(圧縮したとしての話)....
PCの中のデータでパーソナルに重要なものの量として考えられるとすれば、メール、アドレス帳、その他自分で作ったドキュメント、などあわせても実際はCD一枚で足りてしまうと思う。圧縮音楽はオリジナルがどこかにあるからいいとして、絵がなければ世の中の仕組みはもっとずっと簡単なはずなのに。ZIPドライブでまだいけるかもしれない。
そういう私のプライベートPCのデータバックアップを先ほどとったら約13G。うちiTuneのデータフォルダーが10ギガ強。それ以外にもフリーウェア、買ったソフトのイメージとかもあるから、やはりデジカメ以外のどうしても必要なデータはどんなに多くてもCD一枚あれば何とかなるんだろうなぁ。どうしてもとっておきたい情報と意味もなく高画素でとった写真のデータが同じ扱いなのがどうしても納得がいかん。といっていまどき200万画素のカメラなんてほとんどなくなりつつある。ソニーのクオリエ(何だっけ?、後で調べよう)高級ブランドのデジカメは(おそらく製品のサイクルが長いせいもあり)、たいした画素数ではないがそれに対して普通はそんなに画素数はいらないんですと至極まっとうな説明をなんとかっていうソムリエみたいな人はするらしい。低画素=安物って言うのはやめてほしいものだ。
んーだんだん何が言いたい川からなくなってきた。この話題はまた。「PCのスピード/容量が5年で10倍くらいになったが便利になったのはMP3とデジカメだけじゃないかと思うんだけどほかにまだ進化するべきところがあるんじゃないのかなーということももう一度考えてみたい。



ちなみに会社のメールは月あたり約100MBというペース。半年でCD一枚。容量的にはほとんど意味のないPowerPointの資料と、むやみとデータが多いExcelがほとんど。でもこれがまたなかなか捨てられない。