程なくCairoラムセス駅に到着。今度はちゃんと小銭を持っているので、無事地下鉄に乗ることができる。地下鉄は意外と、というか、とってもきれい。運賃は0.75ポンド(約15円)。この値段を見ると、普通のこちらの人の物価というのはおそらく先進国の10分の1くらいなんじゃないかと思えてくる。観光客価格はせいぜい半額といった感じだが。また、あらためてロンドンの地下鉄高すぎ。初乗り2ポンド(400円)ってなんだよ。
ロンドンとエジプトの地下鉄に乗っていると、「わかりにくい」と評判の悪い東京の地下鉄もなかなかいい線いっているのではないか、と思うこともある。まず付近の地図が充実している。そして、出口の番号がしっかり書いてある。エジプトは、地図はあるが、番号がない。ので、どの階段を上ったらいいのかさっぱりわからない。「電車はこっちから来たんだから」とか考えないといけないのはつらい。軽いとはいえ、荷物も持っているし、下手なところに出ると横断歩道もないし。「電車はこっちから来たから」方式で目安をつけとりあえず地上に出るとあたっていたようだ。だいぶ勘がさえてきた。ちょっと遅いけど。
ホテルはロンドンにいるころからいろいろとメールをやり取りして予約をした。まめに返事をくれて、空港までのタクシー、朝一番のチェックインなど柔軟に対応してくれた。一応入り口には金属探知機あり(例によってフリーパス)。部屋は広いし、そこそこ清潔。ただ中心部に近いためうるさいといえばうるさい。テレビはあるけどなぜかリモコンがない。トイレ/バスルームは無駄に広い。
よく考えると、ロンドンに入ってから下着が足りなくなりそうなので、洗濯をすることにする。帰ってから数日しかないのに洗濯に時間をかけるのも、普通に仕事をしているN3/K5にお願いするのももったいないし。
部屋を出る前にふとパスポートがないことに気がつきパニック。チェックインのときにはあったのに。20分ほど荷物をひっくり返したあと、フロントに行くと、「あ、パスポート必要なの?はい」とのこと。返してもらってなかったのね。というかなんでデフォルトでパスポート預けなきゃいけないんだ?