今日も天気がいいので海沿いを適当に走りながら一路東京まで。東北自動車道ではなく常磐自動車道で帰る。
途中福島県茨城県の境目近くにJ-Villageがあるのを発見。今回のツーリング中、WCが間近に迫ったということでなぜかJ-League、川渕、トレセン制度などに関する番組を2回くらい偶然見た。テレビを見る時間は決して長くないのでなかなかの確立だったと思う。入れるのかな、と思ってのこのこ入ってみると、特に一般の人でも問題なく入れるよう。なんだか悪いことをしている気がして恐る恐る施設の中を歩いていると、スタッフの人に「こんにちはー」とか明るく声をかけられてびっくりしてしまう。
芝生のグラウンドが10面ほどあるようで、サテライトチームやユースなどが試合をやっていた。
芝生のグラウンド!! Jリーグの百年構想(http://www.j-league.or.jp/aboutj/rinen/kousou.html)にはこうある。
「あなたの街に、芝生に覆われた広場やスポーツ施設を作ること」
サッカーをやっていた中学、高校時代、芝生のグラウンドで試合をする、というのは永遠にかなわない夢だと思っていた。確か国立の芝も冬は完全にかれていたと思う。ポスターによると、芝生のグラウンドは全国で2000ほどになったのだということらしい。それにどれほど費用がかかったのか知らないけれど、すばらしいことだと思う。以前香港にも全然勝てなかったり、日本代表に実質的に控えがいなかったことを思えば、1993年のJリーグ設立以降よくここまで来たものだ、とそれなりに評価してもいいんじゃないだろうか。
日本中から選ばれた有望な選手たちがこのグラウンドで練習をして、指導されて、競争をして....ということを考えるとなんだか胸が熱くなる。今はこの施設の中に寄宿舎を作り、中学生が暮らして英才教育を受けているのだということも数日前に取り上げられていた。それもなかなか大変な人生だと思うが....俗に「黄金世代」と呼ばれる彼らが、10年以上あの世代で常にトップであり続けているのはすごいことだと思う。当然途中で省みられなくなった選手たちもいるわけだが。
せっかくなので中の喫茶店でお茶をする。スタッフの方もみんな感じがいい。自分の仕事にほこりを持っているということなのかなぁ。